フォーリッジを使った1/150スケールの簡単・庭木の作り方!
今回は、KATO販売、ウッドランドシーニックス製品のフォーリッジを
使用して『フォーリッジを使ったことがない』という初めての方を対象に
量産も容易な庭木の作り方【1/150スケール】を公開してまいりたいと
思います!特に今回は、お庭でよく見かけるゴールドクレストなどのコ
ニファー系の樹木。そして、、低木や生垣など、いくつかの表現を画像
を含めて記載してみました。
好奇心のアンテナを一杯に拡げてワクワク楽しんでいきましょう!
ぜひ、チャレンジしてみて下さいね!
今回、記事の中で使用した材料は、以下の通りです。
■の素材は当店でも販売中です!
在庫を切らしている場合は、大変申し訳ございません。
■KATOフォーリッジ(24-316明緑色・24-317緑色・24-318暗緑色)
■爪楊枝(幹用)
■油性ステイン着色料(水性でも可。)カラーは、自由です。
■接着剤(GPクリヤーなど透明で粘着性のあるものが最適。)
木工ボンド可。
■はさみやカッターなど素材を切り分けるツール。
使用するフォーリッジについてです。
↑フォーリッジとはこんな素材です。
素材が分かったところで、さあ次に進めていきましょう!
↑まずは、今回、庭木を配置するためのベースを用意してみました。
ちなみに、ベニヤ板とスタイロフォームを中心にストラクチャー(トミー
テック製品)と石垣(グリーンマックス)、そして、電柱(KATO)。最後に
フェンス(アイコム)を使用しております。地面は、リアルサンド(ブラウ
ンの上にライトブラウンを軽く蒔いて、湿った土の部分と乾いた土の部
分を表現し、スーパーフィックスで固着。)を使用。
グラスセレクション(モーリン)とターフ(草色)で軽めに草表現していま
す。道路は、紙やすり(400番)にウェザリング塗装済みです。
*石垣などウェザリング塗装をしています。
*トミーテック建物コレクション・建売B(当店販売中)を使用しています。
■工程1 ゴールドクレストなどの庭木を作ろう!
基本的には、スケールが1/150と比較的小さいので、枝は、今回は
表現せず手軽に量産できる作り方で進めてまいりますね!
ゴールドクレストなどのコニファー系のほか、ディテールにそれほど
気を使わなければ、一般的な庭にある樹木を表現できます。
尚、フォーリッジのカラーは、お好み色を御使用ください。
(1)まず、フォーリッジをハサミなどで大まかに正方形にカットします。
*以下は、カット寸法による、およその出来上がり寸法です。
*幹の長さを除く。
○65mm→46mm ○60mm→42mm ○55mm→39mm
○50mm→35mm ○45mm→32mm ○40mm→28mm
○35mm→25mm ○30mm→21mm
(2)次に、それを対角線で半分にカットします。三角形が2枚できます。
(3)着色ステインでカラーをつけた爪楊枝を準備しておきます。
(4)(2)で出来た1枚の表面に接着剤を爪楊枝などで少量塗ります。
(5)〜(8)写真の位置に幹となる爪楊枝を置いて、接着しながら巻いて
いきます。
(9)〜(10)指で形を整えて出来上がりです。
*万一、ディテールが足りない場合は、その箇所に接着剤を付け
小さくカットしたフォーリッジを付け足して、形を整えます。
↑また、上端が丸い刈り込みの樹木の場合は、高さを決め正方形
または、長方形にカットして、同様に接着剤を付け、幹となる爪楊枝
に巻いていきます。長方形の場合は、その長さによって完成時の幅
を調整できます。巻きつけた後、はみ出ている部分をハサミで剪定す
るのも楽しい作業です。
■工程2 低木を作ってみましょう!
↑ここでは、刈り込まれたサツキやツツジなどの高さの低い木を作り
ます。これは非常に簡単で正方形カットしたフォーリッジの表面に
接着剤をつけ、あとは、画像のように手のひらで丸めて、完成です。
*後からハサミを使って、剪定もできます。
↑また、細い幅でカットしたフォーリッジも用意しておきましょう。
■工程2 生垣を作ってみましょう!
↑生垣の場合も簡単です。
(1)長方形にカットします
*カットして上端に葉となるスポンジ素材がついていない場合は
細く切り出したフォーリッジを接着しておきます。
(2)形を整え、底面に接着剤を付けて、取り付けます。
*長さが必要な時は、同色に塗装をした真鍮線や0.5mm角材などを
横から内部に差し込んで接着・補強すると取り扱いが楽になります。
●番外編 フォーリッジのワンランク上の使い方
↑フォーリッジに缶スプレー(タミヤなど)で、お好みのカラーを吹きつけて
から使用しますと、階調深い表現が可能ですので、おすすめです。
上記以外にも吹き付ける色によって様々な変化を楽しむことができます。
■工程3 作った樹木をベースに取り付けて完成!
↑まず、取り付ける前に幹の部分が長いので、ベースに埋め込む
長さも考慮して適当な位置でカットしておきます。
次にベースに穴を開け、接着剤を付けて差し込んでください。
あとは、完全に接着が完了するまで、触らないようにします。
また、続いて低木や生垣も接着剤を付けて接着します。
Nゲージレイアウトや情景模型などのストラクチャーの庭木の一つとして
ぜひ、チャレンジしてみて下さいね!
いかがでしたでしょうか?フォーリッジだけでも、ちょっとした樹木の
表現が可能ですが、ターフやグラスセレクションなど様々な草素材を
ミックスで取り入れて、あなたオリジナルの表現の発見もとっても楽し
いですよ。。
ちなみに精密なエッチング素材のフェンス(アイコム製品)も配置して
みました。最後に人形を追加して、ちょっとしたシーンを演出しますと
更に面白いです!
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