全国の小学生・中学生の皆さん、夏休みの自由研究はもう決まりましたか?
『まだ、全然考えてないよっ!』そんな人もまだまだ多いのではないかと思います。
今回は、大震災で大変な被害を受けたにもかかわらず、1日も早い復興を望み
圧倒的なスピードで復興をとげつつある岩手県宮古市の浄土ヶ浜を舞台にジオ
ラマ製作をしてみたいと思います。このジオラマを作るにあたりまして今回の
浄土ヶ浜のみならず、その他、被災地となった宮城県や福島県など、皆さん
一人一人が『がんばれ!』と応援する気持ちを持って望んでほしいと思います。
皆さんの思いは、必ず被災地の皆さんに届くことでしょう!
このジオラマの製作期間は、ゆっくりやっても1週間以内に完成します。
また、製作素材の種類をできるだけ少なくして、皆さんのお小遣いの範囲の
中で何とか作れるジオラマ作りを考えてみました。絵の具や筆などは、普段
皆さんが学校で使っているもので十分ですよ。
【ジオラマ製作上の注意点について】
・製作時に、カッターを使いますが、くれぐれも注意してください。切る方向に
指を置いては、絶対にいけません。
・絵の具やごみが多少出ますので、汚れても良い服装で、また、ごみは必ず
自分でかたずけるようにしましょう!
・発泡スチロールの削りかすは、各自治体の分別にしたがって処理して下さい。
・今回、製作に必要な現地の写真は、載せません。まず、自分でインターネット
や図書館で浄土ヶ浜の資料を探してきて製作を始めてください。
資料集めは、ジオラマ作りの第1歩。一番大切なことなんです。
・製作素材を当店で購入の際には、大人の方にお願いをして注文してくださいね。
それでは、始めましょう!
準備編 まず、必要なものを準備しましょう!
用意するものは、以下のとおりです。
*写真は、全てではありません。
*当店で購入できるものは●、できないものは、□の表示です。
●ベニヤ板(幅28センチ×奥行き18センチ、厚さは、4ミリ以上)1枚
●5ミリ角棒(60センチのもの2本必要)
●発泡スチロール(厚さ3センチのもの)
・岩山A用(幅6センチ・奥行き5センチ・厚さ3センチを2個)
・岩山B用(幅6.5センチ・奥行き5センチ・厚さ3センチを2個)
・岩山C用(幅8.5センチ・奥行き5センチ・厚さ3センチを2個)
*現在、ベニヤ板+角棒+発泡スチロールのセットを販売中です。
●コニシ ボンド木工用速乾 180g 1個
●モーリン・AF-01 クラフトサンド ホワイト 1個
*粒子が少々、小さくなりますがリアルサンドTR-01(オフホワイト)
でも代用可能です。
●リキテックス・アクリル絵の具・エメラルドグリーン 1個
*現在、当店カテゴリー・こだわり水面製作素材>液体系素材の
コーナーにて販売中です!
●トミックス8141・シーナリープラスター 1個
●KATO24-325 コースターフ 緑色 1個
□絵の具と筆(白・黒・あいいろ)
□のこぎり
□プラコップや紙コップ
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工程1 5ミリ角棒をカットして枠材を作ります。
まず一番手前と奥の2本、次に両横の2本をそれぞれベニヤの幅で
鉛筆で印を付け、のこぎりでていねいにカットしましょう。
カッターで、印の場所の長さにぐるりと1周、浅くてもよいので押し切り
してからノコギリで切るときれいな切り口になります。
*けがに注意してくださいね。
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工程2 型紙を写真のようにビーチのところで切り離します。
*当店で素材をご購入のお客様には、型紙(A4普通紙)をプレゼント
させて頂きます。ご注文時の決済画面・備考欄に【夏・型紙希望】と
ご記入下さいませ。尚、専用ベニヤ板セットをお買い上げの皆様に
は、もれなく型紙を同梱させて頂きます。
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工程3 ベース板にビーチの線を書き写します。
↑写真の中の黄色いマスキングテープは、セロテープでもOKです!
型紙は、薄いので力を入れず、まず、軽く線を引いて後でしっかりと
線をなぞって下さい。少しぐらいずれてしまっても全然大丈夫ですよ。
でも、出来るだけ正確に書き写してみましょうね。
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工程4 今度はベース板に岩山の形を書き写しましょう!
型紙の岩山A/B/Cの線に沿って、ていねいに切り抜きます。
切り取った岩山の紙もこの後、使うので大切にしてくださいね。
マスキングテープもしくはセロテープで工程3と同じように仮貼りして
鉛筆でそれぞれ岩山の形になぞり線を引きます。絶対にノリで付け
てはいけません。
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工程5 枠材を取り付けます。
次は、工程1でカットしておいた枠材の5ミリ角棒にボンドをつけて
貼り付けます。はみだしたら、しっかりティッシュ等で拭きとっておい
てください。これで枠が付きました。
貼り付け順序は、一番手前→両サイド→一番奥側と貼っていくと
見た目がきれいに仕上がります。
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工程6 海の色エメラルドグリーンを塗っていこう!
岩山A/B/C、そしてビーチ以外の場所をアクリル絵の具で塗って
いきましょう。実は、全部、塗りつぶしても良いのですが、むだに使わ
ないなければ、また、次に製作する際に使えますから、ここでは全部
塗りつぶしません。また、筆を自在に使う練習にもなります。
【なぜ!!】
なぜ、普通の絵の具ではなくてアクリル絵の具を使うかというと普通
の絵の具では、木工ボンドを塗った際に絵の具が乾いていても溶け
出してしまうからです。その点、アクリル絵の具は、乾くとしっかりと
定着し、溶け出すこともないんです。塗り残しがないように確認しなが
ら、塗ってください。絵の具は、ほんのちょっとの水で薄めて柔らかく
してから使います。
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工程7 発泡スチロールを貼り付け、岩山の形を書き写します。
いよいよ、ここからは岩山作りの準備をしていきます。
下の写真を参考にしてくださいね。
同形の2個の発泡スチロールを木工ボンドで貼り付けます。
鉛筆で印をつけますが、力を抜いて軽〜く型紙に沿ってなぞります。
B5などの濃い鉛筆を使うのが、おすすめです。
心和めるこだわりのジオラマ専門店
ジオラマ・オンライン工房
http://www.diorama-online.com/